6年前の秋。
離れて暮らしていた母から、電話がありました。
出張中だった父が、入院する事になったこと。
そしてどうやら癌ではないか...ということ。
父はヘビースモーカーでお酒もたくさん飲む人でした。
だから将来は癌になるんじゃないかとずっと思っていましたが、どうやら本当にそうなったと聞いて、やはりとても驚きました。
出張中だった父は、風邪をこじらせたと思い、病院に行ったそうです。
そこでは
「ここじゃ見られないから」
ということで、大きな病院へ送られ、そこでは言葉を濁されたまま入院。
母は、勘で「癌じゃないのか」と思い、私へ電話をしたそうです。
ただ、結婚して家族を持つ私は簡単に実家へは帰れませんでした。
それでもどうにかと帰った時、お医者様から家族全員へとお話があり、
「もって三ヶ月でしょう」
と......。
一緒に聞いていた父は気丈に振る舞っていましたが、母も兄弟も泣き崩れ、私も「もう父は死ぬんだ」という思いにかられました。
肺癌の末期。
あちこちに転移し、もう手術もできない状態。
そして父は、それから一ヶ月後に亡くなりました。
先日、こんなサイトを見つけました。
がん治療と向き合う人の情報サイト
というサイトです。
6年前のあの時、私は自分で何か調べようとはしませんでした。
今思えば、私もいろいろ調べればよかったのかもしれません。
私は「もう助からない」という医師の言葉をただ飲み込み、自分も小さな子どもの育児に追われていたということもあって、父のことをどうにかしようとも、癌について調べようとも、何も考えませんでした。
癌という病に罹ってしまった皆様、またご家族様。
そして、今はまだ、癌という病気に無関係でおられる皆様。
こんなにも、癌という病気について知る事ができる機会があることは、素晴らしいことだと思います。
どうか、誰もがその時々の最善を尽くせますように。
こういったサイトの存在に感謝するとともに、そう願わずにいられません。